"Battle Hymn of the Tiger Mother By Amy Chua" を読んで
iPadに入れていたタイガーマムの本を機内でふと読み始めて今朝読み終わりました。英語の本を読破したのは何年ぶりでしょうか。
2011年に出版され、アメリカで話題になった本。中国系アメリカ人の教育ママゴンによる娘達の教育についての本なんですが、CNNとかにも出ていたこの著書の方は、現超有名大学の先生。もともと法学部卒で弁護士事務所でも働いていた方。賛否両論アリ、中国式のスパルタママごんの自叙伝のような物なんですが、いやあ、良かった!必読です。特に、バイオリンやってる方!絶対に、読むべき。私も、二年前に読んでれば良かった。
このかたが中国人、ご主人ユダヤ人。で、娘が2人。
上の子はピアノ、下はバイオリンを習い、2人とも、アメリカ内最高峰のコンテストで優勝するとかすばらしい経歴。ピアノは私分からないのでバイオリンだけの話に絞りますと、上手な子っていうのは持って生まれた才能(遺伝含む)があるタイプか、あるいは、半端ない練習量など親のがんばりが実を結んだタイプか、だと思うのです。
で、ここの娘(妹のほう)はバイオリンをやってたわけですが、勿論頭のキレる子だったゆえ上達も早かったみたいだけど、なんせ練習量がすごいんです。先生が一日に三回来るとか(@@)。2時間x3回、とか。10時間ぶっ通しとか。
家族旅行に出掛けても必ず練習。バイオリンは持ち運べるけどピアノは無理ですよね。が、宿泊先のホテルで借りられるように必ず手配するとか。ホテルってラウンジやバーがあって必ずピアノが置いてあるから、殆どのホテルで可能だったらしいですけどね。
とにかく、365日、毎日5時間も6時間もそれぞれピアノとバイオリンを練習していたんです。両親ともフルタイムの仕事持ち。子供が自主練習する際の注意書きを書いた(タイプした)実際のメモが途中紹介されてたんですが、まあ、一音節ごとの、注意点と説明が、ずらずらずら〜っと。すごいなあ。
しかもこのかた、自分自身も、努力の人。ピアノは幼少時代本人も習っていたそうですが、バイオリンは未知の世界。プライベートレッスンでは指導の先生の言葉を一字一句逃さず理解しメモし、先生が来ない時間は自らが自宅練習を見るという。子供達が寝たあとに、世界的有名なバイオリニストの動画を見ては、我が子と何が違うのかと研究。頭のいい人って、それが自分が弾けない楽器だったとしても、教え方を分かっていたりするんですよね。そして我が子を良くわかってる。
時差ぼけが襲って来たので、今日はこの辺で。
この本についてはもっともっと書きたいことあり。
読んでない方、ぜひ、ぜひ。