娘の音楽レッスンの記録

バイオリン歴4年の娘がビオラも始めました。

ジュニアオケの子は皆上手なのか?

これは、以前に入っていたジュニアオケ経験も含め、この2年くらいで感じた私なりの感想です。

 

娘がジュニアオケに入る前は、

きっとここにオーディション受けて入る子達は皆上手なんだろうなあと思っていました。
オーディション合格のための必須条件というのがあり、やっぱりそれなりに準備していかないとクリアできないはずであり、そして参加するにも費用も掛かるわけで、親も子も軽い気持ちでは臨めないはず、やる気も実力もある子達ばかりの集まりなんだ、と思ってました。
 
去年レベル1にいた娘が今年レベル2に上がりましたが、リハを毎週後ろから見学してると、特にセカンドバイオリンで後ろの方に座ってる子達、弾けてない子がたくさんいます。
ファーストバイオリンとセカンドの前の方の席の子達は出来てるのに、この後ろの子達は「参加してるの???」と言いたくなるほど(去年もそうだったけど、去年はレベル1だったのでこんなものかと思っていた)。
 
やっぱり、というか当然ながらというか、どんな立派な組織のオーディションでも完全に公平ということは無いわけで。娘たちのグループは、先生(オーディションも担当)の個人レッスンしてる生徒
さん達は(下のレベルのグループに行くべきなのに) 先生の懇意により押し込んでもらってたり。あるいは幹部の人間と知り合いとかなら融通が効くとか、まあ色々あるようです。
 
入ったいきさつは色々あるからいいとしても、明らかに自分が周りより出来てないと思ったら、意識の高い子ならば焦って練習を倍するのが当然の流れではないかと。
私なら、下駄を履かせてもらって実力以上のグループにいれてもらったとして、リハ見て娘だけ出来てなかったらこっちが落ち込んで「場違いすぎる」と焦るけどねー。
 
 
こうして同じオケでもそれぞれの実力に大きく差がある場合、せっかくの週1のリハも完全な状態で参加する子と不完全な子といるわけで。出来てる子は毎週より多くのことを学び吸収し、出来てない子はどんどん引き離されて置いてかれていく。。。という事態を引き起こすんだと思います。
 
これは単純に、親の意識の低さと考えの甘さだと思う私です。特にここアメリカでは、ってことなんですが。
お金払って放り込んでいれば上達するわけじゃないのが弦楽器ですよね。
しかもアメリカだとレッスンでもジュニアオケでも親が送迎する世界(中学生であっても、高校生であっても、免許を持ってない限りは)。親も自分の時間をやりくりして子供の習い事を全面サポートしてるわけです。子供が自己責任で勝手に自転車乗って行くわけじゃない。
 
そんな、チンタラやるならやめちゃいな!!と私ならブチ切れるわー。
 
こっちだと基本褒めの文化なので、厳しすぎたり生徒に怒鳴ったりすると、親に文句言われたり辞めてったりしてしまう。運営側としてはそれも困るので、ゆるい感じになってしまう。というかジュニアオケなんて「リハ」であって「個人レッスン」じゃないのだから、個々に準備はしておいてリハでは「合わせる」だけの状態にしようよ、って思うんですけど。。週1のリハの日だけがバイオリン触る日??みたいな生徒が、ちらほら、いると思います。
 
先生たちはプロの音楽家だから、アツい人も多い訳で、となると、自分が言ったことを吸収してくれる生徒とそうじゃない生徒がいたら、当然そのアツさは前者に向く訳で。。そうして、前の方の席の子達はどんどん学んで行き、後ろのほうは取り残される。。という、格差が広がるわけです。
 
という現実を見ても、なんとか改善しようと思わない人もいるのが世の中なんでしょうね。引き続きただ子供を送って、時間になったら迎えに行って、みたいな。
まあもちろん皆が熱血ペアレンツだったらうちの子にコンマス席は回って来ないと思うので(笑)娘にはラッキーな話なんですけど(笑)。
 
アメリカに限らないよー、日本もそんなもんよ。吹奏楽はそこそこ強豪もいるけど、
弦楽器はね、難しいよね。と、日本にいる知人に聞いたところだったので、ふと書いてみました。
 
おわり。
 
 

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